持続可能な地域社会づくり モデル自治体共同調査研究プロジェクト(2007年度)

昨年度末からはじめた住民参加での最終提案作成の会議。もう一度し切り直しをして開催することになりました。現在数回にわたる会議を行い、地元の視点での多治見市の長所、短所、理想像などについてのワークショップを続けています。

各回の概要

今後の進め方についてのネットワーク・市の打ち合わせ会議 2007年5月22日

本プロジェクトは2004年度から5年計画で実施するものであるが、多治見市担当者の異動等があり、継続的・発展的に進行していくことが課題となっていた。そこで、新担当者を交えて今後の提案まとめに向けてのビジョン、今後のプロセス等についての検討、共有を行った。

今後の進め方についてのネットワーク・市の打ち合わせ会議 2007年9月18日

多治見市民参加のもとでの提案作成のため、委員の人選、進め方等について検討・確認を行った。

住民参画による会議 第1回 2007年10月29日

参加者

住民委員:5人 職員委員:5人 ネットワーク側:4人 多治見市(事務局):2人 コーディネーター:1人 

内容

永橋為介さん(NPO法人コミュニティ・デザイン・センター副代表理事)が会議のコーディネーターを務め、収支和やかな雰囲気で委員各人が思う多治見市の問題点を出し合い、それをもとにディスカッションを行った。

  1. 自己紹介
  2. 本プロジェクトの目的・概要説明・共有
  3. 今後の進め方、スケジュールについての説明
  4. 「環境を大切にしたまちづくり」の視点からの多治見市の問題点の紹介、ディスカッション

住民参画による会議 第2回 2007年11月26日

参加者

住民委員:6人 職員委員:6人 ネットワーク側:4人 多治見市(事務局):2人 コーディネーター:1人 

内容

委員各人が思う、多治見市の良いところを出し合い、それをもとにディスカッションを行った。途中、都市計画地図に各自が自由に「問題と思うところ」「好きなところ」を付箋に書いて貼っていった。「30年前につくられたニュータウンが高齢化している」「近郊の都市部の産廃が持ち込まれている」「歩行者や自転車にとって危険な道がある」「多治見橋から眺める景色がすき」などたくさんの付箋が貼られ、話に花が咲いた。

住民参画による会議 第3回 2008年1月10日

参加者

住民委員:5人 職員委員:3人 ネットワーク側:3人 多治見市(事務局):2人 コーディネーター:1人

内容

会議風景

9月くらいまでに中間案をつくるには、いま私達はどこにいるのか、現状で何が問題なのかということを理解しなければならない。第1回で何が問題だと思うところを出し合い、第2回では良いところを出し合った。この会議だけの意見ではなく、広く住民の意見を聞くことは大切であるため、市がとった「市民アンケート」結果をもとに、住民・職員委員が意見を出し合った。

住民参画による会議 第4回 2008年2月5日

参加者

住民委員:4人 職員委員:6人 ネットワーク側:3人 多治見市(事務局):3人 コーディネーター:1人

内容

会議風景

環境首都コンテストの結果から見える多治見市の特徴について、ネットワークメンバーから説明を行った。次に、ロールプレイングの手法をつかった、10年後の多治見についていろいろなテーマに関するシナリオをつくるというワークショップを行った。例えば、「休耕田だった農地をつかって地産地消の野菜づくり商店街と一緒になって取り組んでいる」というテーマについて、具体的なシナリオをグループでつくっていく。みなさん、役になりきってわいわいがやがや話は弾みました。次回発表の予定。

住民参画による会議 第5回 2008年3月4日

参加者

住民委員:4人 職員委員:3人 ネットワーク側:4人 多治見市(事務局):3人 コーディネーター:1人

内容

会議風景

前回から継続している10年後の多治見のロールプレイング発表の準備と発表を行った。

ホワイトタウン在住のサラリーマン世帯、40代&20代女性観光客、団地に住む定年退職後の夫婦、循環型の農業を営む兼業農家、エコロジーな集客を狙う商店街のメンバーになりきって考えたストーリー(将来像)を発表。

お腹がすいていたからか、みんな食べ物の話になりがち。でも、今の多治見には持続可能な地域社会のために将来活用ことができる資源がたくさんあるし、夢もある。そんなことを共有できました。今後は、この将来像に沿って取り組むべきコトを具体化していきます。

独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて製作しました
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