体験学習施設「アクトビレッジおの」でのカヌー体験
宇部市は、「宇部方式」と呼ばれる産・官・学・民の話し合いと連携による独自の公害対策システムにより、大気汚染を克服してきました。本市は、“コンビナート・企業のまち”というイメージがあるかも知れませんが、北部地域は緑豊かで多くの動植物が生息しています。特に、市民の水がめである小野湖は、秋から冬にかけて1000羽をこえるオシドリやマガモが飛来する日本でも有数の越冬地です。
そこに、今年4月、森と湖に囲まれた体験学習施設「アクトビレッジおの」がオープンしました。この施設は、「環境教育」「レクリエーション」「スポーツ」の3つの基本コンセプトからなる施設で、キャンプ、カヌー体験、野鳥観察など、施設周辺の自然を活かしたさまざまな体験学習ができます。また、建物は太陽光発電、屋上緑化、ペレットボイラーによる床暖房、地中熱換気システム、雨水利用など環境に配慮して建てられており、環境について学ぶことができます。今後、多くの人がこの施設を利用し、環境について学んでくれることを願っています。