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第7回 環境自治体を創る 市区町村長と環境NGOの戦略会議 |
環境自治体を創る市区町村長と環境NGOの戦略会議・環境首都をめざす自治体全国フォーラム |
「日本の環境首都を目指す自治体 全国フォーラムin宇部」報告
●フォーラムの概要
初日の「市区町村長と環境NGOによるディスカッション」では、9人の首長・副市長と、自治体担当者、専門家、NGOメンバーの総勢100人が参加し、「環境首都をめざして〜脱温暖化の地域づくり〜」のテーマのもと、脱温暖化のためのエネルギー政策や交通政策などについて討論を行いました。ディスカッションでは、(1)気候変動による影響を最小限にとどめるために、一刻の猶予も許されない状況にも関わらず、国が抜本的な政策を打ち出せずいる、(2)この状況を打開する鍵は自治体にある、(3)「環境」だけでなく、地域経済の活性化や公共の福祉の向上など、まちづくりや生活の質の向上という総合的視点で、戦略的に地域の主体を巻き込みながら社会システムの変革をすすめることが重要、(4)自治体はこれらを確実にすすめるためのコーディネーターであることなどが確認されました。
2日目に開催した 「地域から日本を変える!環境先進事例発表交流会」では会場いっぱいの300人が参加し、国内自治体の先進事例やドイツの環境首都の紹介などが行われました。その後希望者のみ、総合公園としては国内最大の常磐公園や、休耕田に市民と行政が協働で整備した二俣瀬ビオトープを視察しました。
【11月12日】

全体テーマ
『環境首都をめざして 〜脱温暖化の地域づくり〜』趣旨・ねらい
IPCC第4次評価報告書等で警鐘されるとおり、地球温暖化防止は、私たちが一刻も早く取り組まなければならない緊急の課題です。また、地球温暖化防止には、「持続可能で豊かな地域社会・エコシティーを創る」ことが、必須の要素として求められています。このため、このプログラムでは、『環境首都をめざして 〜脱温暖化の地域づくり〜』をテーマに、環境首都コンテスト全国ネットワークからの趣旨説明と、各地の先進事例紹介を導入として、「自然エネルギーの活用等による地域でのエネルギーの自立」、「エコロジカルで誰にもやさしく地域の賑わいにも寄与する交通基盤の整備」、「環境をキーにした産業の発展と地域雇用の創出」、「本質的な住民参画による地域力の向上」といった、地域づくり全体に関わる、総合的で横断的な取り組みを念頭に、“より実効性のある地球温暖化防止施策”として、どのようなことができるかを議論していきます。
なお、議論を展開していくにあたっては、宇部市がグローバル500賞受賞10周年を迎えることを鑑み、どのような国際協力ができるかも考えていきます。
<コーディネーター>
環境市民 代表理事 すぎ本 育生環境ネットワークくまもと 副代表 原 育美
くらしを見つめる会 代表 内田 洋子
未来の子 代表 藤野 完二
<専門家>
京都大学大学院経済学研究科・同地球環境学堂 教授 植田 和弘氏龍谷大学法学部 教授 白石 克孝氏
山口大学工学部 教授 中村 安弘氏
まち創生研究所 代表 酒井 弘氏
<参加首長>
飯田市長 牧野 光朗 氏安城市副市長 山田 朝夫 氏
新城市長 穂積 亮次 氏
高島市長 海東 英和 氏
周南市長 島津 幸男 氏
山陽小野田市長 白井 博文 氏
上勝町長 笠松 和市 氏
水俣市長 宮本 勝彬 氏
宇部市長 藤田 忠夫
<プログラム>
12:45〜13:00 開会挨拶宇部市長 藤田 忠夫
「宇部方式によるグローバル500賞受賞から地球環境保全への取り組み」
13:00〜13:15 導入・趣旨説明
環境市民 代表理事 すぎ本 育生 「脱温暖化の社会を創るために 今、求められていること」13:15〜14:15 事例紹介・ディスカッション−1 『エネルギー政策』
●事例紹介
・環境エネルギー政策研究所 所長 飯田 哲也
「ヴェクショー市やバルセロナ市、東京都のエネルギー政策」
・飯田市長 牧野 光朗氏 「「環境と経済の好循環のまち」太陽光市民共同発電事業」
おひさま進歩エネルギー有限会社 南原 順氏
「南信州おひさま進歩発電所・設置プロジェクト」
● ディスカッション
14:15〜15:15 事例紹介・ディスカッション−2 『交通政策』
●事例紹介
・株式会社 まち創生研究所 代表 酒井 弘氏
「交通政策の新たな展開〜モビリティ・マネジメントと交通まちづくり〜」
・環境ネットワークくまもと 副代表 宮北 隆志
「自転車のまちミュンスター市と、エッカーンフェルデ市の交通政策」
●ディスカッション
15:15〜15:30 休憩・ティーブレイク
15:30〜16:30 事例紹介・ディスカッション−3 『脱温暖化を進める行政改革と住民参画』
●事例紹介
・北九州市環境局長 久鍋 和徳氏 「北九州市における地球温暖化対策」
・多治見市環境課長 鈴木 良平氏 「総合計画、環境基本計画、目標管理制度に基づく行政運営
〜政策形成ヒアリングを中心として〜」
●ディスカッション
16:30〜17:00 事例紹介・ディスカッション−4 『脱温暖化を支える地域経済と雇用』
●事例紹介
・水俣市長 宮本 勝彬氏 「環境と経済の調和に向けた地域づくり、人づくり
《みなまたエコタウン・エコツアー》」
●ディスカッション
17:00〜17:20 まとめ・ディスカッション 『脱温暖化に向けた地域づくり』
17:20〜17:30 閉会挨拶、連絡事項
未来の子 代表 藤野 完二
18:30〜20:00 懇親会(国際ホテル宇部「常盤東ホール」)
【11月13日】

趣旨
地球温暖化をはじめとする地球環境問題が深刻化する現在、私たち人類の課題は持続可能な社会を築いていくことです。そのためには個々の努力にとどまらず、社会のシステム(仕組み)を、“ 地域”から変えていくことが求められています。私たちの暮らす自治体は、地域からの地球環境保護の重要な役割を担っています。自治体環境施策のあり方は、私たち一人ひとりの生活に直結しています。全国12 の環境NGO でつくる「環境首都コンテスト全国ネットワーク」は、「持続可能な地域社会を創る」を合い言葉に、全国の自治体を対象として「日本の環境首都コンテスト」を2001 年から毎年実施しています。
今回、第6 回のコンテストで第5 位という高い評価を得た宇部市と環境首都コンテスト全国ネットワークの共催で、コンテストの内容と成果を広くご紹介し、自治体職員と住民および環境NGOや自治体職員同士がネットワークを築く足がかりとするための交流会を開催します。
<プログラム>
9:00〜9:03 開会挨拶未来の子 代表 藤野 完二
9:03〜9:15
未来の子 事務局長 大西 康史 「環境首都コンテストとは」
9:15〜9:50 事例発表・質疑応答−1
●事例発表
・宇部市環境共生課 酒井 恵一 「地域と連携したノーマイカー運動」
・日田市環境課 渡辺 基儀氏 「バイオマス資源化センターの本格稼動と取組み」
●質疑応答
9:50〜10:45 事例発表・質疑応答−2
●事例発表
・周南市環境政策課 斎藤 健一氏 「ひと・輝きプロジェクトと市民節電所」
・節水推進パートナーシップ会議 大住 和估氏
「熊本市節水推進パートナーシップ会議〜節水社会の実施を通して〜」
・内子町総務課 久保 雅美氏
「住民力を生かしたまちづくり〜きらりと光るエコロジータウン うちこ〜」
●質疑応答
10:45〜10:55 休憩
10:55〜11:50 事例発表・質疑応答−3
●事例発表
・大木町環境課 野口 英幸氏 「環境〜食・農をつなぐ循環のまちづくり」
・諸塚村企画課 伊藤 聖子氏 「まちむら応縁倶楽部によるエコツーリズムの推進」
・水俣市企画課 冨吉 正一郎氏 「人も元気・自然も元気・経済も元気 水俣の元気な村づくり
ないものねだりから、あるもの探しへ・・・」
●質疑応答
11:50〜12:15
環境市民 代表理事 すぎ本 育生 「ドイツの環境首都の取り組み」
12:15〜12:30
DVD「挑戦! 地域から日本を変える 映像版 日本の環境首都コンテスト先進事例集(抜粋)」上映
12:30〜 閉会挨拶
宇部市副市長 岩本 哲男
『宇部の取り組み現地視察(エクスカーション)、意見交換』
13:30〜13:45 バス移動(国際ホテル宇部⇒常盤公園)
※ 13:20集合(集合場所:国際ホテル宇部玄関前)
↓
13:45〜15:00 常盤公園(緑と花と彫刻の博物館、野外彫刻美術館)視察
↓
15:00〜15:30 バス移動(常盤公園⇒里山ビオトープ二俣瀬)
↓
15:30〜16:25 里山ビオトープ二俣瀬視察、意見交換
↓
16:50 JR新山口駅・解散 あるいは 17:00 国際ホテル宇部・解散
※ 2班に分かれて解散
総括
成功の可否はこれから、そしてその鍵は私たちにある
2日間にわたり、大変白熱した議論や取り組みの共有を行うことができました。しかし、より重要なのは、今回共有された知見や議論の成果を今後いかに各自治体が実践に結びつけていくかにあります。そして、私たち市民・NGOがいかに自治体をサポートしていくかが、このフォーラムの本当の成功の可否、真価を示すものであると思います。半年にわたり、宇部市、環境首都コンテスト全国ネットワークの皆様をはじめ、多くの関係者のご協力のもと、準備・企画を進め、大きな成果を残すことができました。最後になりましたが、関係する全ての皆様に厚く御礼申し上げます。
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