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ドイツの環境首都を歩く 「環境市民」の現地報告(16)

誰もがグリーンコンシューマー 

使い捨ては禁止 食器の貸し出し
ごみの出ない朝市を工夫

 エッカーンフェルデ市はグリーンコンシューマー(環境に配慮した買い物をする人)が暮らしやすいまちだ。そんな様子を見てみようと早速、朝市に出かけてみた。朝市は水曜日と土曜日に開かれる。朝七時半ごろ、教会と市役所がある広場に着いた時には、すでに買い物をする人でにぎわっていた。顔なじみの近所の人が多いのか、所々で立ち話をしている人たちの姿も見かける。

 広場に入ってみると、パン、肉、ハム、ソーセージ、チーズ、卵、野菜、はちみつ、ジャム、紅茶などの食料品や、かご、置物、クッションカバーなどの雑貨、花や植木を売る店まである。いずれも量り売りで、欲しいものを欲しいだけ買うことができる。

 有機栽培のハーブを、その場で好み通りにブレンドしてくれる店でハーブティーを購入すると、シンプルな紙袋に入れて、そのまま手渡してくれた。他のお店でも、新鮮な野菜に食品ラップやトレーはついておらず、よく見ると、野菜は日本のような段ボールではなく、ごみにならないプラスチック製などの「通い箱」(商品を運ぶ箱)で運ばれている。

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「通い箱」に入った野菜がずらりと並ぶ。誰もがあたりまえに買い物袋やかごを持参している(エッカーンフェルデ市)

ハンバーガー 陶器の皿で

 ハンバーガーや焼きたてのソーセージを食べられる店もあるが、使い捨ての容器ではなく、陶器のお皿が使われている。エッカーンフェルデ市では、公共の行事や市が管理する土地で、使い捨ての容器や食器を使ってはいけない条例がある。だから朝市でジュースを飲んだり、ソーセージを食べたりしてもごみは出ないし、朝市が終わった後に段ボールが大量に残ることもないのだ。

 公共の広場はいろんなイベントに使われる。以前、私は教会前の広場で、結婚式を終えたばかりのカップルを囲み、シャンパンで祝杯をあげている一団に遭遇したことがある。その時も、みんなが手にしていたのは使い捨てではないグラスだった。市役所で聞いてみると、市民が催しなどを開催する時に使えるよう、グラスなどの貸し出しを行っているという。ごみを出さない催しができる仕組みが作られているのだ。

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多彩な有機栽培のハーブが売られていた

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朝市の野菜は、かごや手押し車に入れられ、見ているだけでも楽しい

発生の抑制が第一の原則

 日本でも、ごみを出さないイベントを実施しようとする動きが、わずかだが見え始めた。しかし、これは参加者の善意や、熱心な市民・環境団体の活動に頼ったものであり、決して仕組みや制度があっての事ではない。また、3R(発生抑制、再使用、リサイクル)という言葉も使われだしたが、最も優先順位が高いごみの発生抑制ではなく、家庭での分別に頼る市民まかせのリサイクルがほとんどの現状だ。

 ドイツの廃棄物処理の第一原則は廃棄物の回避。生産者の責任が明確にされ、ごみのでない商品を、苦労して探さなくても手に入る社会がつくられている。日本でもそのような社会システムをつくっていくことが重要だ。

(NPO法人「環境市民」理事 下村委津子)

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第18回 新城市


平成17年10月1日、本市は1市1町1村の新設合併により愛知県の東部、東三河の中央で産声を上げました。面積は県内で2番目の広さとなる499km2。市域の約84%を山林が占め、併せ持つ国定公園や自然公園区域など県下でも有数の自然環境を有する地域に約5万2千人が暮らしています。

全国的には「長篠・設楽原の戦い」が有名で、初夏に開催される長篠合戦のぼりまつりや設楽原決戦場まつりでは、火縄銃実演の演武などもあり来場者を魅了しています。

平成20年3月、新市で初めての『第1次新城市総合計画〜山の湊しんしろ経営戦略プラン〜』が公募市民委員などにより策定されました。この総合計画では市の将来像を「市民(ひと)がつなぐ 山の湊(みなと) 創造都市」とし、その実現に向けた基本戦略のひとつに「環境首都創造」を掲げています。この目標を達成するため、行動の指針となる環境基本計画の策定をはじめ、環境審議会活動や環境事業評価の研究、全国の自治体との交流、「環境首都コンテスト」などの取り組みを推進し、持続可能な環境育成型市民自治社会の実現を目指しています。

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